1920年代のパリのモンマルトルの「カフェ キャバレーボルテール」のように、芸術家や文化人が集まったように、
1960年代の東京 六本木で、「キャンティ」で、ポップカルチャーが生まれ、そして育った。
そこには、錚錚たる登場人物が並ぶ。
今井俊満 石岡瑛子 加藤和彦 石津謙介 伊丹十三 大原麗子 ロバート・キャパ 安藤忠雄 ヘレン・ヒギンズ 大江健三郎
倉橋由美子 メルロー=ポンティ 長澤節 田中一光 三宅一生 かまやつひろし 村井邦彦 田辺昭知 安井かずみ 三島由紀夫
安部公房 沢田研二 萩原健一 柴田良三 村井邦彦 加橋かつみ 加賀まりこ 勅使河原宏、岸田今日子........そして、川添浩史 川添梶子
(敬称略)
その中心にいたタンタンこと川添梶子さんは、優れた芸術家だった。
付き合う人を選ぶ基準は「美しいか?美しくないか?」
食べ物を選ぶ基準は「おいしいか?おいしくないか?」
そのお弟子さんが、加藤和彦さんの奥様で、作詞家の安井かずみさん
今の日本人は、こうはいかないんだろう。
これは、重要な日本史だと思う。
今の日本は、東京オリンピックと大阪万博を目前としている状況は、1960年代にそっくりだ。と言われている。
僕もまったく同感である。もっと、「景色のきれいな国」であって欲しい。
ちなみに、キャンティの「バジリコスパゲッティ」は、60年代はバジルやオリーブオイルはてにはいりにくいので、大葉とパセリにサラダ油で作っていた(これは今も同じ)
それなのに、本場のバジリコパスタより、おいしい。