「私はピアノ」
2018年の紅白歌合戦のトリをやったサザンオールスターズの名曲の一つ。
1980年のサザンオールスターズの「タイニイ バブルス」、その後高田みずえがカバー
「勝手にシンドバッド」で、”日本語でロックをやる”ことを
確立した、桑田佳祐の作詞、作曲の、歌謡曲。
メロウなメロディは桑田さんの得意技で、研ナオコさんに書いた「夏をあきらめて」(1982)中村雅俊さんに書いた「恋人も濡れる街角」(1983)にレベルアップしていくのですが、その原点とも言えそうなののがこの「わたしはピアノ」だと思う。
失恋ソングだから、 当然なんだけど、サビなんてとくに、とにかく泣ける.....
「ラリーカールトン」とか「ビリージョエル」とか、
80年代という時代をしっかり投影させているのは、
圧巻です。ソングライティングもすばらしいけど、
桑田さんって作詞家としても天才的なのかも。
「私はピアノ」
いつも自慢のふたりだった
あなたとならどこまでも
ゆけるつもりでいたのに
突然の嵐みたいに
音を立ててくずれてく
涙が出ないのはなぜ
教えて欲しいだけさ
あなたから目が離せない
ふたりして聞くわ ラリー・カールトン
日だまりの中で抱かれ
いつしか時のつれづれに
思い出に酔うひまもなく
心から好きよと言えた
あの頃がなつかしくて 何もかも
あなたがいなければ
一から十までひとり
言葉もないままに生きてる
くりかえすのはただ Lonely play
思い切り感じたままに
見せるしぐさやさしくて
言葉じゃなくて態度で
わかり合えてもいたのに
男の人なら誰でも
細い肩を抱けばわかる
夜が恐いよな女にゃ
それでいいのよすべて
つらいけど涙見せない
雨のふる夜にはビリー・ジョエル
情けない女になって
しまいそな時にはサンバ
ためいきが出ちゃうよな恋
静かに抱きすくめられて
焼けた素肌が今でも なつかしい
ひとしきり泣いたら
馬鹿げたことネと思う
ピアノに問いかけてみたけど
ピアノに問いかけてみたけど
くりかえすのはただ Lonely play
Lonely play
https://www.youtube.com/watch?v=OTD0TKZ-ag8&fbclid=IwAR1221y7AClNMdaaYDSG3NvyYTJ-tY72X0ioNvgSye972xBuQUopgl6cJ_U